Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜営業利益を伸ばす叱り方〜 NO.231

皆様こんにちは。

 

来週、経営者の皆様にアンガーマネジメントを講演する事になり

「営業利益と感情マネジメントの相関について、何かいい資料がないかな」

と探していたところ.....見つけました!

 

それは

 

  意思決定能力と信任を与えられた社員は、年齢や経験の多少に関わらずチーム内でリーダーシップを発揮するようになり、部門全体の利益率は151%向上!

 

  社員のエンゲージメント(帰属意識)が高い組織は生産性が非常に高く、営業利益率は業界平均より3050%も高い!

 

というものです。

 

 

この2つは、いずれも上司の

「ほめ方・叱り方」に関係してきます。

 

実は、世界中の従業員の63%

「自分は職場で無力と感じ、組織への帰属意識も低い」状態です。

 

 

上司がコントロールを強め

一方的に解決策を命令するような組織で

その傾向が顕著になります。

 

 

そこでポイントとなるのが

あらゆる階層の従業員にも「解決策」を提案させる

ということです。

 

 

すると、仕事のあらゆる面に「気づき」が生まれ

自主的に改善して行こう、という意識が生まれるのです。

 

 

当然、未熟な場合もありますから

そこは上司が補足してあげます。

 

 

実はこれ、私が数年前に読んだ

海外のアンガーマネジメント(子育て編)本と同じなんです。

 

 

一方的に強い叱責を受けると

叱られた側はコルチゾールなどの神経化学物質が大量に放出され

脳の思考中枢が閉じられてしまいます。

 

これでは、時間をかけて怒る意味もありませんね。

 

 

頭ごなしに怒るかわりに

そのスタッフの進捗や良い点を認め、ほめてみましょう。

 

そして解決策を部下にも提案させると

帰属意識も向上し、社員定着率も良くなりますよ。

 

 

部下を持つ皆様や子育て中の皆様

参考にしてみて下さいね。

 

 

参照:『ビッグポテンシャル 潜在能力を最高に引き出す方法』ショーン・エイカー 徳間書店