Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜 No.157 たまに弱るのも、悪くない〜


皆様こんにちは。

 

新しい生活が始まった方もいると思います。

もう慣れましたか?

 

私はですね

新刊で無双のメンター・ランディを描いておきながら

この所、もうメッタメタに弱っていたんです。

 

三年ぶりくらいに()

 

ビジネス小説を書くのは

理論に物語を乗せればいいので

自分が出来ようが、出来まいが書けてしまうんですよ。

あたかも「自分できます!」と、偉そうにね。

 

でもリアルな生活となると

感情を扱うのは本当に難しいですね。

 

とにかく苦しかったんです。

この何日か(私が言うな、という感じですが…)

 

どれ位苦しいかというと

25m自由形を息継ぎしないで泳げ!」

と言われて

両手両足をバタバタさせながら

20m地点位を泳いでいる感じです。

 

で、落ちて落ちて、どうしましょうという時に

色々な人が引っ張り上げてくれたんですよ。

 

無理に道を作ってくれるというんじゃなくて

疲れた? 荷物ちょっと持とうか?

的な優しさです。

 

ここ三年くらい、何の悩みも困難もなくて

毎日が平和そのものだったんです。

(私が鈍感なだけかもしれませんが…)

 

そういう時間ってラクなんですけど

光を感じる力が弱くなって

だんだん自分の筋力も弱くなっていく。

 

私、色々な事が見えなくなっていたんですよね。

 

人の優しさがこんなにも有り難いのだということ。

ぬるま湯につかって

いつのまにか進む事をやめてしまっていたこと。

 

弱って、落ちて、悩んで、決めました。

今回は、私が足をつけばそこで一気にゲームオーバーなんですが

私はこの勝負、絶対勝ちに行くと。

 

途中で何度も膝を折るかもしれないけど

前に進むのを、あきらめない事にしました。

 

同時に、「いつやめるか」も決めています。

やめるのは

「あと一秒息しなかったら、窒息するよ」

という時。

 

死んだら意味ないから。

 

そこまで頑張ったなら、負けても許せる。

 

でも、小説で主人公をあんな風に描いておきながら

私が前に進むのをやめるなんて、読者様に顔向けできません。

 

だから、とことん自分を追い込もうと思います。

 

そう思えたのは何でかというと

一度、弱くなったからなんですよね。

 

だから、読者様の中で

今どうしようもなく弱ってしまってる人がいたら

 

それが跳躍のために膝を折る時期なんだと思って

もうちょっとだけ、頑張ってみて下さい。

 

私も、頑張りますので!

 

 

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編集後記

 

私が弱っていた時

著者仲間のお友達・佐藤友美さんの新刊

「道を継ぐ」を読んだんです。

ボロボロ泣きました。

もうダメだ!と思った時に読むと、元気が湧いてきますよ。

言葉の力って、すごいですね。

 

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