Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜 No.154 【タラレバ思考】の人の特徴〜

皆様こんにちは。

 

吉高由里子さん主演の『東京タラレバ娘』

終わっちゃいましたね。

 

「原作とちょっと違う」という意見もあったようですが

テンポもいいし、私は毎回楽しく拝見しておりました

 

さて、私は仕事柄、立場的にはKEY君ですね。

だから、「ほんと、何いつまでタラレバ言ってるんだよ!」

と、たまに突っ込んでいましたが ^ ^;

 

そりゃ、確かに誰でも愚痴りたい時はありますけれど

ずーっとそれに囚われている人とは、正直付き合いたくないですよね。

それに第一、自分が苦しくなります。

 

そこで、今回と次回に分けて

この「タラレバ思考の特徴と解決法」をご紹介したいと思います。

 

まずは、タラレバ思考の特徴を見てみましょう。

 

 

特徴①

意識が「今」にない!

 

「タラレバ」というのは、基本的に過去を後悔する言葉ですが

その延長線上に、自分が選べなかった

架空の未来も勝手に想像しています。

 

つまり現実じゃなく、存在しなかった過去を思い

永遠にやってこない未来に意識を吹っ飛ばしているのです。

 

意識が「今」にない事を

「マインドワンダリング」と言います。

 

タラレバ思考は、「そもそも存在し得ない過去と未来」

に囚われている訳ですから、尚更厄介です。

 

皆さんは、一日にどれ位

過去や未来の事を考えていると思いますか?

 

私たちが「目の前のことを考えていない状態」は

実に日常生活の時間の43%にもなります。

 

「あ〜!あの時ああしていれば!」

「あの時あんな事さえしなかったら!」

という思考の人は、この割合がもっと高いのです。

 

意識が今にないグラついた状態だと

怒りや不安、焦りといった

ネガティブな感情も涌き上がってきやすくなります。

 

更に、その感情のレンズを通して見る現実世界は

客観的な事実から離れて、どんどん歪むのです。

 

そして、その延長線上で決断を使用と思っても

自分にとって合理的な選択はできなくなります。

 

(私たちは、事実をしっかり見ているつもりで

「現実に対する自分の解釈」を見ているんですよ)

 

このタイプの方は、マインドフルネスの実践が有効です。

 

 

特徴②

「捨てるべきもの」が分かっていない!

 

あっちもこっちも、手を出したがる人っていますよね。

金も異性も美しさも〜! 的な。

 

全部欲しがると、優先順位が分からなくなります。

 

決断する時は、「何を捨てるか」

自分の中ではっきりさせておかないと

いつまでも決められないんです。

 

そして、決めても「あぁあっちにすれば良かった」

とウダウダ考えてしまいます。

 

そんな方は、私も新年に毎回お伝えしていますが

その年の「テーマ」を決めると

捨てるべきものがはっきりしますよ。

 

 

特徴③

結婚や富などに、独りよがりな良いイメージばかり持っている

 

私がドラマを見ていて一番腑に落ちなかったのは

 

「何でこの子達は

 『東京オリンピックまでに結婚さえすれば幸せになれる♡」

 と思い込んでるの??」

 

という事でした。

 

結婚を夢見る方達には申し訳ないですけど

日本では年に22万組も離婚しています。

 

20代半ばの人が50才までに離婚を経験する割合は

実に35%

 

しかも、一番離婚率が高いのは30代前半。

 

これに潜在的な仮面夫婦とかの数を比べれば

恐ろしい値になります。

 

「結婚して幸せになる人もいれば

不幸になる人もいる」

 

これが「事実」なんです。

 

別に、未婚で仕事に命かけたって

それは立派な一つの幸せの形なんですよ。

 

そもそも、「結婚さえすれば孤独じゃなくなる」

と思っている人は

「二人でいる孤独」に耐えられないでしょう。

 

お金については

このメルマガでもたまに書いていますよね。

 

人間は「慣れる」動物ですから

憧れる生活が現実になった途端

そこに幸せは感じなくなります。

 

それに「子供」にしたって

「子供のいない夫婦の方が、いる夫婦より幸せ度が高い」

なんて、びっくりするような調査結果もあるんですよ。

 

タラレバ思考が強い方は

隣の芝生がいつも青く見えがちで

自分に空想や都合の良い情報だけ拡大視してしまう人。

だから

客観的なデータを集めるクセを付けると良いですね。

 

では、次回は「心のバイアス」を軸に

過去・現在・未来の

タラレバ思考を解決する方法をご紹介しましょう。