Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

〜 No.122 運を上げるのに必要な心理的ルール〜

皆さまこんにちは。

 

土曜日は東京ビッグサイトの癒しフェアに登壇していました。

当日、時間の関係で詳しくお話できなかったトピックを解説します。

 

「運」について。

 

皆さんは、どんな人が運がいいと思いますか?

 

熱心に神様にお祈りしてる人?

お守りや守護霊のご加護を受けてる人?

 

いえいえ、そうではありません。

 

実は、「運がいい人」=「運がいいと思っている人」

なんです。

 

まさか!そんな単純な!!

 

と思うでしょう?

けれど、色々な調査でこの事が明らかになっています。

 

結論から言うと

「運」は皆平等に降り注いでいます。

 

それに「気づく」人と「気づかない」人。

「つかむ勇気のある」人と「つかめない」人

が「運」「不運」を決めるのです。

 

エジンバラ大学のリチャード・ワイズマン博士が行った

実験を紹介しましょう。

 

被験者は自称「運がいい」という男性と

自称「運が悪い」という女性です。

 

この人達に、二つの偶然を用意します。

 

ひとつは、訪れる喫茶店の入り口に5ポンド札をわざと落とします。

そして、店内にはテーブルを4つだけ置き、そえぞれ一人ずつ「成功した実業家」を座らせました。彼らは被験者が店内にいてもいなくても、同じ様に振る舞います。

 

運がいい人と悪い人で

行動パターンに違いはあるのでしょうか?

 

まず、最初にやってきたのは「運がいい」男性です。

彼はすぐ入り口の5ポンド札に気づき、それを拾って店内に入りました。

 

そしてコーヒーを注文すると実業家の隣の席に座り

数分後にはその実業家に自己紹介して

コーヒーをごちそうすると申し出て、二人は会話を続けました。

 

男性が店を出た後、また5ポンド札を入り口に置くと

今度は「運が悪い」女性が店に入ります。

 

しかし、お札の上をまたいでそのまま店に入りました。

コーヒーを注文すると、やはり実業家の隣に座りましたが

彼女は誰にも話しかけませんでした。

 

その日、博士は男性と女性に

「今日は何か運のいいことか悪いことがあった?」と聞くと

 

男性は嬉しそうな顔で、道で5ポンド見つけたこと

喫茶店で実業家と会話がはずんだことを詳しく説明しました。

 

一方女性は無表情で、「特になかった」と言いました。

 

起きていることは1つでも

見えているもの・行動の仕方は

人によって大きな違いが生じるのです。

 

 

実は、「運がいい人」に共通の行動パターンがあります。

リストを出しますので、該当するかチェックして下さいね。

 

1.  レジや銀行の列に並んでいて、知らない人に話かけるときがある。

2.  人生についてあまり不安を感じない

3.  初めての料理や飲み物に挑戦するなど、新しい経験が好きだ

4.  直感や本能を信じることが多い

5.  瞑想や静かな場所に行くなど、直感を高める方法を試したことがある

6.  自分には将来いいことが起こると、ほぼいつも期待している

7.  成功する可能性が小さくても、手に入れたいものを求めて挑戦する

8.  誰かに会うと、たいてい親切な「いい人」だと思う

9.  自分に起こったことは何でも、いいほうに考えようとする

10.悪い出来事も、長い目で見ればプラスになると信じている

11.自分にとってうまくいかなかったことも、あまりくよくよ考えない

12.自分の失敗から学ぼうとする

(『運のいい人の法則』角川文庫 P15より抜粋)

 

いかがでしたでしょうか?

 

次回は「なぜ」そう行動したり考える人が運がいいのか?

をご紹介します。

 

 

これを読んでいるあなたは、きっと運がいいですよ()

 

 

参考文献:

『科学がつきとめた「運のいい人」』サンマーク出版 中野信子

『運のいい人の法則』角川文庫 リチャード・ワイズマン

 

 

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編集後記:

 

癒しフェアには娘(9)を同行させていました。

私の講演中に屋台を散策してお昼を食べたそうで

「ウナギ食べたよ!今日ウナギを食べると運が上がるんだって!」

とかなり嬉しそうに話していたのですが

そのウナギ、実は「ヴィーガン」用の鰻なのです……

 

原材料、多分大豆です > <