Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ 〜No.104 娘に嫉妬する母親は「不安・捕われ型」〜

皆様こんにちは。

 

先日テレビで、『毒親』に養育されて

今も苦しんでいる30代や40代の女性が登場していました。

 

なんでも『毒親』というのは

子供から自由を奪い、全て親である自分の意見を押し付けたり

子供の楽しみを奪うことに快感を覚えたりするのが特徴とのこと。

 

再現VTRではこんな一幕も。

 

"中学生になった自分()が、父親から誉められたとき

それを面白くないと感じた母親(毒親)

ありもしない娘の悪い素行をでっちあげ、夫に向かって

「あなた!この子をぶたないとダメよ!」

とけしかけ、父親に殴られると

その様子をものすごく楽しそうに見ていた"

 

この事例をふまえ、

臨床心理士の先生がおおよそこんなことを言っていました。

 

「そもそも、母親は自分より若く、美しい存在の娘に嫉妬するものだ。

 さらに、夫の愛情までも取られて面白くない」

 

 

……うーん。

 

先生、恐れながら、それでは言葉が足りないかと。

(おこがましいですが m _ _ m)

 

「息子の嫁に嫉妬する」

これはよくあるパターンです。

 

ただ、自分の「娘」には、嫉妬しないですよ。

普通。

 

そう、「普通」はね。

じゃあ

どんな毒親が嫉妬するのか?ということです。

 

それは、

『自分自身が歪んだ愛着パターンを持っている』場合です!

 

愛着というのは、人と人との絆を結ぶ力のこと。

 

人によって特徴が異なり、大体次のパターンに分かれます。

 

1. 安定・自律型(secure/ autonomous)

 

いい記憶にも悪い記憶にも、同じ様にアクセスできるタイプです。

このタイプの人は、自分と他人をしっかり区別できるので

自分の娘には嫉妬を感じません。

 

問題は次です。

 

2.不安型・捕われ型(Fearful / Preoccupied)

 

このタイプの人は、人の顔色に敏感です。

また距離を取るべき関係においても

すぐにプライベートな距離にまで縮まってしまい

親しくなること=恋愛関係・肉体関係

という事になってしまいやすいのも特徴。

 

つまり、このタイプの方は

「自分と他人の線引きができない=嫉妬深い」

 

という傾向がとても強くなります。

 

虐待やネグレクト

養育者の頻繁な交替により

特定の人への愛着が損なわれたりした人は

このタイプになりやすいです。

 

また、親から否定的な扱いや評価を受けて育った人も

不安型になる恐れがあります。

 

 

愛着パターンには、さらに

 

3.回避型・愛着軽視型(Dismissive)

 

というのもあるのですが、これは2.とは逆に、

人と疎遠になる行動パターンが見られます。

 

 

つまり、「娘に嫉妬する母親」というのは

「自分自身が不安定な愛着パターンを持っている」

というのが大前提になります。

 

そこのところ、TVでも補足してあげたらいいのにと思いましたが

時間の都合もあって難しかったのかもしれないですね。

 

 

 

参考文献:

 

『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』 光文社 岡田尊司

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コメント: 3
  • #1

    ビー (日曜日, 12 2月 2017 14:56)

    私の父は自己愛人格傷害(他界)、母(88才)は回避性人格傷害です。私は一人娘でアラ還世代です。母から事あるごとに、貴方の為だからと支配され育てられました。
    20年前に、母は父へのリベンジのため自殺未遂しました。
    その事がきっかけで、自分自身を責めるようになり、今もパニック傷害などの症状に悩まされています。
    貴方の為だから は愛情ではなかった事を知り、母とは1年前からとはなるべく距離を取るようにしていますが、今だに貴方は旦那が優しくて良いわねなど、嫉妬と取れる発言、愚痴の毒を吐きます。その度に自分の幸せが母のお陰であるかのように申し訳ないような気持ちになってしまい自分を責めてしまいます。
    何処まで洗脳されたのか?と自問自答する毎日です
    生きづらく苦しいです。私のような女性や母のようになってしまった環境がとても残念です

  • #2

    (金曜日, 24 2月 2017 05:40)

    はじめまして。
    私は、30代40代になっても……ではなくて、その年代になったからこそ親の呪縛に気づきました。自分が(子育て含む)様々な人生経験を積み、ここまで成長したからこそ、自分の親の歪みや自分が受けた傷の正体に気づくことができました。
    明らかな虐待をされたことはなく、いわゆる毒親チェックにも引っかからない。だけど自分の心の深部からの声に、年齢を重ねた分感度の上がった耳を澄ましてみると、明らかに自分は毒親育ち。親のせいにしているように見えるのは滑稽かもしれませんが、自らを癒し、立ち上がる過程でどうしてもそれ(親が自分を毒したことを認めること)が必要だからそうしているのです。いつまでもそこに留まるわけではありません。
    分かってほしいなんて思ってませんよ。他人に共感してもらうくらいでそんな癒える傷なら苦労してませんし、他人と分かり合えないことは毒親育ちが一番よく知っでます(笑)

  • #3

    匿名 (土曜日, 19 5月 2018 00:48)

    私は結婚前旦那以外に二人の男性と付き合った事を知った母は、私はお父さんだけだったのに、と嫌そうに言いました。結婚して子育て中には、あんたは髪振り乱して子育てしなきゃいけないから、服なんてボロでいいとよく言ってました。その時感じた母の発言の違和感は、後に知ったアダルトチルドレンや
    娘への嫉妬と知り府に落ちました。