Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ   ~No.81 自分の決断に後悔しない3条件〜

先日、私が主催する『感情美人学』の大阪講演で

ある方からこんな質問を頂きました。

 

「実は今、買おうかどうか迷っている物があるんです。

私にとってはかなり高価なものなのですが

それがあるとこれからとても生活が快適になります」

 

誰でもこんな迷いを持った事があると思います。

今回はその迷いを解決するプロセスをご紹介しましょう。

 

----------------------------------------

 

まず前提として

「物の価値はそれを手にした瞬間から下がる」

という事実を理解して下さい。

 

理由は、それがない頃は憧れだった生活が現実になる事で

「快適!」と感じる事がスタンダードになる為です。

 

次に

そのお金を出費した事で生じる

「最悪の事態」を分析します。

 

例えば

今迄使えていた遊興費が少なくなる

外食ができなくなる、などが考えられますね。

そしてこれを受け入れられるかどうか考えます。

 

上記2つがクリアして

「良し、買おう!」となった時、次に湧いてくるのが

「でもこれ買って後悔したらどうしよう……」

という恐怖です。

 

実は

その「物」や「出来事」自体が良いか悪いかより

決定を下した時の自分の環境が後悔に大きく影響します。

 

後悔には2種類あります。

1つは「変化を起こさずに生じる後悔」。

もう1つは「変化を起こして生じる後悔」です。

今回は後者のケースを取り上げます。

 

 

①「前の経験がネガティブ」であった場合

 

例えば

「去年行ったA温泉の露天風呂が芋洗い状態だったので今年はB温泉を選んだら、露天風呂は改修工事中だった」という場合

 

余り後悔しません。

 

でも

 

「去年のA温泉の露天風呂も快適だったけど、今年は趣向を変えてB温泉に行ったら工事中だった」

 

という場合は

前の経験が特に悪い訳でもないのに変更してしまったため

後悔が強くなります。

 

 

 

②決定における「自分の責任が重い」場合

 

自分で決断した! と思える場合

主体性が生まれるので

たとえ失敗しても後悔しにくくなりますが

誰かの判断に従って何となく決めてしまうと

後悔しやすくなります。

 

 

③決定した「判断に自信がある」場合

 

その決定に強い自信がある場合

他の選択を考える可能性が低くなる一方

自信のない決定をした場合は

他の採りうるべき決定との間で迷いが生じるので

「反実仮想(もしこっちならこうなのにな〜というイメージ)

が強くなってしまうので、後悔する気持ちも大きくなります。

 

 

 

つまり、決断を後悔するかどうかは

「自信の有無」が大きな影響を与えているのです。

 

 

「自信がある」というのは

言葉を変えると「自己効力感」が強い人。

 

例えば

「自分は本番に強い」

「転職は上手く行く」「恋愛には自信がある」

という気持ちを持っている人です。

 

最初の質問に戻れば

「その製品を買えば自分の将来が間違いなく明るくなる」

という点に確信を持っていれば

買っても後悔しにくくなる

という事が言えるでしょう。

 

いかがでしたか?

悶々と悩むより

手順を追って考えると

色々な事がスムーズに決断できるようになりますよ。

 

 

 

参照論文:

『意思決定における後悔:現状維持が後悔を生むとき』

2007 道家瑠見子・村田光二

『自信があれば後悔しない』2015 中西大輔・志和資郎

 

 

□■──────────────────────────□■

編集後記:

 

シルバーウィークは宮城の蔵王に行きます。

白石蔵王で降りるので、片倉家の博物館にも行きたいです。

片倉家は、敵だった真田家が「この若武者になら娘を任せられる!」

と判断し、庇護を願い出て、後年に結婚した、

というドラマみたいなエピソードがあります。

懐が深いです。