Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ     ~No.43 女の嫉妬はコワい!:夫より20才年上の妾 vs 正妻〜

ヨーロッパ中世史ファンの皆様!

今回登場するのは、16世紀フランス国王のアンリ2世と

その正妻と妾のバトル。

 

「女の嫉妬」についてです。

 

嫉妬はどんな時に生まれやすいのか

ちょっとスケールを大きくして考えてみましょう。

 

これを読めばあなたの嫉妬なんて、可愛く思えるハズ。

 

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今回の登場人物はこの3名。

 

☆アンリ2(16世紀のフランス国王)

☆カトリーヌ・ド・メディシス(イタリアから嫁いだアンリの正妻)

☆ディアーヌ・ド・ポワチエ(アンリ2世の愛妾)

 

何がすごいって

このアンリ2世の愛妾ディアーヌ・ド・ポアチエは

アンリ2世より20才も年上なのです!

 

しかも、7才ころからアンリ2世は

ずーっとディアーヌにぞっこん。

 

歴史をひもといてみると、

1525年に、祖国がスペインに破れて王太子フランソワの代わりに

アンリと兄は人質としてスペインに送られます。

その時、別れのキスをしたのがディアーヌでした。

 

4年後祖国に戻ると、早速ディアーヌを家庭教師につけて

→青年となったアンリ2世と男女の仲になってしまいました。

アンリは既に母親を亡くしていましたから

ディアーヌに理想の母親像を見ていたのかもしれません

 

しかし結婚できるはずもなく

アンリ2世はイタリアフィレンツェの大資産家

メディチ家から、カトリーヌ・ド・メディシスを正妻に迎えます。

 

そんな訳で、莫大な持参金とともにカトリーヌは

アンリ2世の元に嫁いだのですが...

そこには既に、ディアーヌに首ったけなアンリ orz

 

カトリーヌは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった

"メディチ家の娘"というプライドもへったくれも

ズタズタになってしまいました。

 

ここで、カトリーヌの嫉妬は爆発する訳です。

(ここがポイント!)

 

嫉妬は

 

①自分と同等か、それより劣っている者が優位に立つ

②自分の嫌いな者、軽蔑している者が優位に立つ

③自分と同性の者が優位に立つ

 

時に、起こりやすいのです。

(参照:『嫉妬の心理学』1993)

 

今回、カトリーヌの立場に立ってみると

①②③の条件が見事に揃っていて

 

20才も年上のババァのくせに(言葉悪くてスミマセンが、おそらくこんな所でしょう)、引っ込んでなさいよ!

・っていうか、私って20才も年上の女より魅力がないの!?

・メディチ家の令嬢である私をソデにするなんて、何考えてるの!?

 

などなど、すさまじい嫉妬と嫌悪感が

ムクムク湧いてきたと思われます。

(一説によると、アンリとディアーヌの寝室の天井に

穴を開けて覗いていたとかいないとか。。。)

 

しかも、妬みという感情は

「自分と似たような境遇の人が自分より優位に立った時」

に更に強まります。

 

この二人、実は親戚関係にもあるのです。

 

そんなこんなで泥沼になって行くのですが、

この猛烈な嫉妬を受けたディアーヌは

あえてアンリに正妻カトリーヌの寝室に行く様に諭します。

 

何で〜??

 

若くて美しい新たな妾を持たれるより

パッとしないカトリーヌと子供をもうけてもらい、

アンリの心を

相変わらず美しい自分につなぎとめておきたかったのです!

 

コワーーーー!!

 

*ちなみに、ディアーヌは60才でも30才くらいにしか見えない美貌の持ち主で、その美貌を保つために金を溶かしたものを飲んでいて、その中毒で死にました。

 

私からすると、このアンリ2世というのが

ほんと立ち回りが下手で、やっちゃいけない事とかする訳です。

 

例えば

ディアーヌ()に、シュノンソー城という

めちゃくちゃ優雅なお城をあげちゃったりとか

正式な調印書に、自分の名前の横にディアーヌにもサインさせたりとか

 

とにかく

カトリーヌ(正妻)の嫉妬を煽るような行為ばかりしていたんです。

 

なので、アンリ2世が死んだ後

カトリーヌの報復が始まります。

 

まず、シュノンソー城を取り上げ

よっぽど悔しかったのか、ディアーヌのために作られた

庭園のとなりに自分も庭園を作ります。

 

アンリからもらった宝石も、目録を作っていたとかいないとかで

返上させます。

 

そして放逐。

 

この正妻 vs 妾のバトルは、何十年にも渡ってくり広げられました。

 

その後

ディアーヌを追いやったカトリーヌは政治の実権を握りますが

6000人ものプロテスタントの大量虐殺の黒幕だったのではと

歴史に悪名を残す結果ともなりました。

 

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昨日、アメブロの質問箱で、

 

「嫉妬から夫の携帯にある女性の連絡先を全部消させた」

という女性が書き込んでいまして

 

そんな事しなさんなよ〜、、、

と思いましたが、、、

 

中世ヨーロッパの女のバトルはそんなもんじゃなかった!

と改めて痛感した今日でした。

 

嫉妬の感情をどう取り扱えばよいかは

また改めて書きますね〜!

 

 

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編集後記:

 

先週作ったFBページに早速皆様より

たくさん [いいね]を頂きましてありがとうございます!

メルマガは、この中から特に時宜などに合ったものを

配信したいと思います。

メルマガは週に1度だけですが、こちらはほぼ日刊糸井重里よろしく

更新しますので、皆様からの[いいね]引き続きお待ちしております ^ ^

 

ちなみに今週のエントリーは

「株を損切りできない理由」

「幼児視界体験メガネ」

「千回のおやすみを」映画レビュー

「夫婦間のアンガーマネジメント☆日常生活5つのポイント」

「人生の選択とお金の関係」

「女の嫉妬は怖い!:夫より20才年上の妾 vs 正妻」(今回のメルマガ)

 

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