Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ     ~No.40 私が受けたpay it forward〜

先日スタバのカードに5,000円チャージしたら、

11,000円まで使えるフリーチケットをもらいました。

 

今回お話するのは、このチケットに関する思い出です。

 

(*ちなみに、最近よく聞く”pay it forward”

「先んじて誰かに良い行いをすると

その良い連鎖がつながって皆幸せになる

というような意味にとって下さい)

 

今から数年前、娘を産んでから仕事復帰したのは

宮城県にある某私大でした。

 

私が働いていたのは国際交流課というところで

構成が部長、課長、課長補佐、正職員の女性2名と、

おまけみたいにくっついている派遣スタッフの私の6名。

 

正直人余りの状況だったので、派遣の私がする仕事といえば

お茶汲みやコピー取り、掃除や簡単な資料作りがメイン。

 

物足りなさもありましたが、

ブランクがあった私にとっては

余裕があって有り難い職場でした。

 

仕事はこんな調子で楽だったのですが、

プライベートは毎日毎日いっぱいいっぱいでした。

 

離婚裁判や、父の介護の板挟みになっていたのです。

 

その日、何が理由かもう忘れてしまったのですけれど、

とにかく元気がありませんでした

 

すると、部長(女性)が私の机の横を通った時

 

(正社員の)姉さん達にはナイショだよ」

 

といって、さりげなく

このスタバのチケットをプレゼントしてくれたのです

 

この事で、当時の私はものすごーく救われました。

 

派遣スタッフなんて、それこそ高校生でもできる仕事を任せている

いつでも首切れる下っ端ですよ。

そんな底辺にいる私を、

ピラミッド(小さいけど)の頂点にいる部長が

ちゃんと見ていてくれたんですね。

 

とてもご多忙だったのに、私を元気付けようとして下さったと思うと

本当にありがたかったんです。

 

同時に、私も部長のように

ちょっと元気がない人がいたら

さりげなく元気を分けられる女性になりたい!

 

と心底思いました。

 

当時の部長は、現在も海外を飛び回って格好良くお仕事されています。

 

やっている仕事の中身は全然違いますが

いつか彼女と、生き方や仕事で肩を並べられる日が来るといいな

と思って、日々過ごしています

 

 

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編集後記:

 

先日、某市の教育委員会主催の「イクメンパパ」講座

に登壇してきました。

こちらの講座に限らず、男性が概して抱いているのは

「そんなキツい言い方、子供にしなくていいじゃん!」

おそらくそれを女性に話すと

「私がどんなに苦労してるか分からないくせに!いいトコ取り!」

みたいな反応が返ってくるのかな()

男女の脳の違いとか、ホルモンバランスの違いとか理解すると

コミュニケーションも円滑になりやすいんですけどね。