Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ     ~No.37 男の言い分&女の言い分〜

今日は、先週開催した「感情マネジメント応用講座」で

実際にあったやりとりをご紹介します。

 

男と女って、見てる所がこんなに違うのね!

こうやって解決すればいいのね!

というヒントが満載です!

 

(*以下、ご本人に掲載の了解を頂いた後、内容を一部変更してご紹介しております)

 

Aさんは、大手企業の人事部門に勤める女性で

5才の男の子のママでもあります。

 

この日はAさんのお誕生日だったので、前から

「夕食はお気に入りのレストランに家族で食べに行こう!」

とプランを立てていました。

 

ところが夕方、忙しいAさんに代わり保育園に迎えに行ったご主人と

息子さんが割と激しい言い争いをしてしまったそうです。

 

「もう食事に行く気分じゃないから、レストランには二人で行ってくれ」

というご主人。

 

しぶしぶ息子さんと二人で出かけたものの、

「せっかくの誕生日なのに、何なのよ!」

と、Aさんは食事が全く楽しめませんでした。

 

家に帰ってからもご主人と軽く言い争いになりましたが

夜遅くには、Aさんがずっと欲しかったものをプレゼントしてくれたそうです。

 

でも、Aさんはプレゼントを素直に喜べませんでした。

「年に1回の誕生日を台無しにされてプレゼントもらっても

嬉しくないんだけど!どういう神経してるの!?」

 

すると、翌朝未開封のプレゼント箱に貼られた付箋に、

こう書かれていたそうです。

 

「プレゼントをあげて、こんなに嫌な気持ちになったのは初めてだ」

 

 

この一件について、Aさんが感じた「否定的な思考や感情」を

10個の思考の歪みの特徴に当てはめつつ

合理的な思考に変えて行くワークをしました。

 

「確かに誕生日の夕食を一緒に食べられなかったのは残念だけど

その一件で主人が全て悪いと決めつけるのは、一つの事を拡大解釈しているかな。それに不機嫌な時にプレゼントをくれたのも、私の気持ちを分かってない!という意味ではなくて......相手の心を勝手に読んでしまったいたのかもしれません」

 

素晴らしいですね。大分客観的になってきました。

 

そこで、今回は同じテーブルに3名の男性受講者様がいたので

男性の意見も聞いてみました。

 

するとこんなアドバイスを発表して下さいました。

 

 

「ご主人は、『誕生日のその日に渡す』ことを大切にしたかったんじゃないかな」

 

「食事に行かなかった事に罪悪感を感じていて、せめてプレゼントだけは渡して挽回しようと思ったのでは!?」

 

「平日は忙しくてカリカリする可能性が高いから、誕生日当日ではなくて、週末などにレストランに出かけるようプランニングしても良かったかもしれません」

 

 

どうでしょう?Aさんご自身の気付きも素晴らしいですが

受講生の男性からのアドバイスからも、事実により近い分析をしていると思いませんか?

 

加えて私からアドバイスさせて頂いた事は、男女では脳の作りが全く違うため

女性は「誕生日」などのエピソード記憶が男性より鮮やかなので、記念日を重要視しすぎる傾向もあるんですよ、 という事などご説明させて頂きました。

 

後日、A様からはこのような嬉しいご感想を頂戴致しました。

 

"先日の講座は、とても楽しく、大変有意義な時間となりました。ありがとうございます。3名の男性参加者の方よりいただいたご意見が素晴らしく、心に響きました。いざこざがあった主人と、あの日すぐに和解できました(笑)

私にとって、柊先生との出会いは宝のように感じています。これまで常に生き辛さみたいなものを感じておりました。でも、自分で感情のコントロールが出来ることを知り、ちょっと大袈裟ですが、これからの人生楽しいかも!と前向きになりました。すぐには上手くいかないかもしれませんが、先生におしえていただいたことを少しずつやっていきたいと思っています!"

 

 

いかがでしょう?

 

自分の心をハッピーにするのに

必要なのは自分の考え方と

ちょっとしたアドバイスやコツなんです。

 

応用講座では、このような素晴らしい光景がたくさん見られます。

私も講座を開くたびに、逆に勉強をさせて頂いております。

A様、ご受講された皆様、本当にありがとうございました!