Rion Hiragi/Resercher/Storyteller

柊のメルマガ ~No.25子供が傷付いている時、親としてどうするか ~

今回は、私がどんな形で

娘に感情について伝えているのか、というお話です。

 

いつもは陽気な7才の娘。

 

昨夜も寝ようとベッドに行くと

「何か、悩みじゃないけど気になる事があるの」

 

とモジモジ。

 

こういう時は、「言いたくない」と言っても

絶対親に聞いて欲しい何かがあるので、手を変え品を変え

娘が話してくれるように先導します。

 

それを1時間()

ここを絶対に省いたらダメですよ!

 

「ほんとに話していいの?」

「もちろんだよ」

 

と言うと、急に枕に顔をうずめて泣き出してしまいました。

 

1年生の時は気づかなかった。

でも2年生の7月からたまに言われるの」

 

ここから先は口では言いたくない、というので、

自分の手に書くことに。

 

すると......

 

「話し方がヘンって言われた」

 

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娘の話し方は確かにクセがあるので

それを「違う」と感じたクラスの何人かが

バカにした感じで言ったのかもしれません。

 

子供は残酷です。

まだその言葉の力を知らないうちに

思った事をストレートにぶつけてしまいます。

 

そして投げられた当人は

ひどく傷付いてしまうのです。

 

娘の場合は、話すことが少し

怖くなってしまっているようでした。

 

 

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一通り話しても、娘はまだ泣き止みません。

 

そこで提案してみました。

 

「それは嫌な思いをしちゃったよね。

でも話してくれて、ママは嬉しかったよ。

 

これから生きて行くと、今回みたいなことが

どーでもよくなる位、辛い事とか、悲しい事が

たっくさんある。

 

だから、今度の事は

『自分の心を強くするトレーニング』

って思うようにしない?

 

辛い事とか、悲しい事を乗り越えると

強くなれるんだよ。

 

そう言われたら悲しいけど、

嫌だな~、辛いな~ってだけ思う事もできるし

 

チャンス来た!強くなれるトレーニング来た!

って思う事もできるよ。

 

どっちの考え方、やってみたい?」

 

と聞くと

 

「『心が強くなるトレーニング』

って思いたい」

 

との事。

 

 

そうなんだよ。娘よ!

 

世の中、悪口を言われない人なんていないし

 

ジョブズが言うように、人生は頭をレンガで殴ってくる。

 

めっちゃ泣きたい時もあるけど

それは前に進むための礎になるんだ。

 

そう思えば

「コイツは私に意地悪までして

私が成長するチャンスを与えてくれてる」

とまで感じられるんだよ。

 

これから高学年、思春期になれば

もっともっと傷付いたり、嫌な思いをする事があるはず。

 

その時に、

「自分の感情は自分で選べる」

「無駄な事なんて、何一つないんだ」

と気付いてくれたら、生きるのがすごく楽になるし

どんな夢だって叶うはず。

 

 

ママはいつでもあなたの味方だけど

自分の心は、自分で強くしていかなきゃならない。

 

どうしても辛い時は逃げたっていいけど

なんとか踏ん張れそうな時は

自分を次のステージへ上げるチャンスと思って

正面から問題に立ち向かうと強くなれるんだよ。

 

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編集後記:

 

先週はアンガーマネジメント応用講座を開催しました。

急な募集にも関わらず、皆様六本木までお越し頂きまして

どうもありがとうございました!

『知覚の選択性』のビデオでは、全員が引っかかってくれたのが

密かに嬉しかったです()